お久し振りです。
- Sohsei Itoh
- 2019年3月8日
- 読了時間: 4分
前回書いてからもう2年経つんですね。
体調の方は、良くはないですが、入院する程でも無いです。
というのも、体調の維持と製作の両立が中々上手く行きません。
でも2年で色々頑張りました。
2017年度は退院後の何ヶ月だったかな、3-4ヶ月後に
上野の都美術館の公募展(流形展)で初タイトルの新作家賞を頂きました。その間に地元の目黒区展の実行委員にも参加。毎年恒例の区展、日本アンデパンダン展、美芸展、、、あと何だったかな、、記憶が。
2018年度は新しく大倉山でグリーンバイブレーションというグループの展示会に参加。オープニングパーティーのご飯が美味しかったです。ひよこ豆のカレーいいですね。
あと区展実行委員と区展に参加。この年もキャプションを大量に作ったと思います。この間の事なのに相当忘れてます。
流形展(10月)も出しました。お陰様で2年連続でタイトルを頂きました。賞の名前は東京新聞賞で、数多ある賞の中でも上の方みたいですよ。自分だけ表彰盾も頂きましたし、でも椅子が最前列でドキドキしました。
そんな事より、流形展で作った作品のお陰で、19年2月まで完全燃焼が続いた事に驚きました。それでもこの後(18年12月)のMAA展用に課題作りで大変っちゃ大変でしたが、体調を整える方が今となってはキツイかもしれません。
そんなこんなで、2018年末に体調管理と製作と雑務の関係から、約6年所属した地元の目黒区美芸作家協会を退会させて頂きました。
正直、、解って頂けるか判らないですが、自分なりに若手であるだけに大変だったんですよ。
今だから言える重い話。元々死ぬ気で体壊しながら細い橋を渡ってきたので、ある程度の事は何てこと無くなりました。でも自分なりに頑張って組織の為にやってきても、越えられない壁のせいで人生と時間を無駄にするなら、辞めるのが苦痛でも、さっさと退いてしまった方が良いのかもと思った次第です。
人に因っちゃ辞めれば楽になると思うでしょうけど、残念ながらタコが自分の足を食べる様な断腸の決断なので、全然楽じゃ無かったですね。
これ書いている19年3月8日で、ようやく気にしなくなったレベルですからね (辞めてから気分的に引くまで5ヶ月掛かりました)。
まあ過ぎた事なので、次書きます。
2月にニューヨーク展でお世話になった所(クオリアート)が主催で、上野の森美術館であった「日本の美術展」に初参加しました。
作品は新作家賞を頂いた「峡」を結構手直しした物です。全てが新作では無かったので、お客様は殆どお誘いしませんでした。
その「峡」ですが、審査員の方々にどう感じて頂いたのかは判りませんが、有り難い事に大賞に選んで頂きました。大賞はグランプリなので1番って事ですよね。全く予期しない事だったので、未だに実感は有りません。
でも、これまで結果的に効率が悪くても、紆余曲折したのは良かったのかもと思います(その時その時を何とか越えただけですが)。
様々と嫌な事も有りましたが、牛歩でも一歩一歩階段を上がった結果なんですかね。改めて考え直す時期でも無いと思うので、忘れた頃に音楽でも聴きながら思い返そうと思います。
大賞の賞品ですが、個展をして頂ける事になりました。
しかも会場代や運搬代、場合に因っては人件費も出して頂けます。
DMも作って頂ける様です(申し訳無いので校正の指示は控えめにしました)。
やった!!
お金の関係は無茶苦茶大きいですが、予定の空きは有るのに会場が見付からないのは、あるあるかと思います。その会場も主催側であるクオリアート社に用意して頂きます。
良い事尽くめではありますが、会期が1ヶ月後なんですよね。
来週搬入の始まる国立新美術館の日本アンデパンダン展が控えているのもありますが、ちょっと急かなって感じです。
でもエンジンが掛かりにくい今の体にとっては、良い潤滑油になりそうです。何にしても次に繋がりますように。
これだけでは今年は終わる訳では無いんですよね。
まだ年の初めの方ですよ(3月だけど)。
スペインと、アブダビと、ウィーンと、横浜。
あと上野の流形展が控えています。
早いですが来年に英国もありそうな。別枠で英国王立美術家協会って所に1年だけ所属出来るかもしれません。特典は・・・全然わからないです。
(実績ってだけなのかな。それでも無名の自分にとっては何となく大きいですが。)
完全な新作を製作するのはアブダビと流形展。
もうね。全部に対して構えていると疲れるので、来る物に対して
全力で対応するだけにします。ようやく適当も大事と言える様になったかも。
というか、今までの経験も有るので、然程緊張しないっていうね。
行く所行く所でまた色々有るでしょうけど(特に理解のない対人問題)、
少しずつ一歩一歩・・・。
長くなりましたけど、こんな2年でした。
ご静聴(?)ありがとうございました。
皆様の後押しや応援でここまで頑張って来られています。
次更新出来る時まで生きていますように。ではまた。
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