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第69回流形展

  • 執筆者の写真: Sohsei Itoh
    Sohsei Itoh
  • 2019年9月30日
  • 読了時間: 2分

こんにちは。お久し振りです。すみません3ヶ月振りの更新です。

ずっとメインがFacebookになっているので、こちらの御報告がすっかり出来ていません。

気分転換に月1で更新しても良いかもですが、気乗りしなくて中々難しいですね。まだ安定しないので、製作と苦悩の繰り返しと言った感じです。 

さて、今年の流形展が始まりました。

今年の作品は、去年の「煩悩」を何とか崩したい勢いで頑張りましたが、結局、中途半端に終わったような気がします。アブダビやMAAの課題も有ったので、正直時間が無かったのも有りますが、頑張った方かと思います。

去年の煩悩(*1)を作って、今回やってみたかった点は。

1、藍染めの脱却

2、強度の確保(某アンパン展で壊されたので)

3、形を煩悩的で無くす

4、アブダビので実験した金泥雲母と漆の併用

5、こんにゃく糊の配分と安定化

そんなこんなで、入院ギリギリの体を振り絞って、

こんな感じになりました。

題名は生です。製作期間中、世界情勢なり国内情勢なり、その辺りの流れに乗りながら、苦悩し葛藤したので、生きる気持ちを考えながら製作した事が由来で、結果的に自分の名前から1文字取った感じになりました。

色の殆どは「藍色の工芸用漆」と「金泥雲母」と「鎌倉彫朱の工芸用漆」だけで出しました。白の部分は油性漆を塗っただけの、こんにゃく和紙です。出来ればもっとクリアな漆があれば良いんですけどね。

沢山時間が有れば、クリスタルレジンで代用が利くと思います。

ふと思った事ですが、白の部分は白磁っぽく作れば、もっと綺麗に仕上がるかもしれないですね。今度やってみます。

形も、もっと歪に出来る筈なんですが、歪にすると強度が弱まるので、必要以上に工夫が要ります。

今回エポキシパテを多用して、形を作ったせいか、材料費もそうですが、何と言っても重くなったのが残念です。パテだけでも2kg近く使っていて、こんにゃく糊も安定化で1つ1つのパーツが少し重くなってしまっています。自分の作品の売りは「重そうに見えて軽い」なので、今回は「重そうに見えて実際も重い」になってしまいました。 10kg耐えられる金具を取り付けてあるので、もう少しだけ手を加えられる様にはしてありますが・・・悩ましい所ですね。

一応流形展が終わったら、これに手を加えて、来年の日本の美術展に出す予定では有ります。。なんかなー、、もうちょっと何とかなりそうなんですよね。

因にこの作品で会員推薦を頂いたので、来年から会友から会員になれそうです。歴史有る会なので、実績としては良さそうです。色々ありましたが、こちらでも何だかんだで認めて頂けて良かったです。

それではまた!

(*1)煩悩

 
 
 

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